「新北上大橋は、1976年に供用を開始した7径間連続下路式トラス桁橋。新北上川の河口から上流4kmの位置に架かる。新北上川を遡上した津波によって、左岸側2径間の約150mの桁が流された。対岸に渡るには、12km上流に位置する飯野川橋まで迂回しなければならず、約40分余分に掛かっていた。
流された桁のすぐ下流側に、平行する形で長さ約162m、幅員8mの仮橋を建設し、流失していない約403mの桁と接続した。工費は約1億5000万円。地元の建設会社である遠藤興業(宮城県石巻市)が施工した。
7月に着工した当初は年内の完成を予定していたが、約1カ月半短縮した。宮城県東部土木事務所の藤田仁技術次長は「天候に恵まれたこともあるが、施工者が土日を返上して頑張ってくれたことが大きい」と工期短縮の理由を話す。10月17日に開通したのは車道部で、歩道部も10月31日には開通する見通しだ。」
「北上水辺センター」
西側・上流方向を見る。
北西方向、橋浦地区を見る。
「北上水辺センター」より上流方向を見る。
路面に津波が作った模様が残る。
上流方向。
上流方向。
下流方向。右隅の高台に「にっこりサンパーク」。
下流方向。葦原。
接合部分から振り返る。
下流方向。
上流方向。