山木屋郵便局。
チューリップの花が最盛期を迎えている。
「 平成23年6月3日
ポストの閉鎖について
このたび川俣町の山木屋地区が、原子力災
害対策特別措置法に基づく「計画的避難地域」
に設定されたことに伴い、山木屋地区の集配
業務を休止させていただきます。
つきましては当分の間、本ポストも閉鎖さ
せていただきます。
「計画的避難区域」解除後に、再開を予定
しておりますので、皆様のご理解とご協力を
お願いいたします。
郵便事業株式会社 福島支店」
チューリップが綺麗だったので、購入したものの全然使っていなかった50mm単焦点レンズで撮影してみた。
雑草が伸び放題なので全く手入れはしていないだろうが、チューリップ自体は美しく咲いている。
福島警察署山木屋駐在所。
リアルタイム線量計は毎時1.039マイクロシーベルトを示している。
山木屋水境と較べると随分低い。
「オウム真理教関係特別手配」のポスターに平田容疑者の名前がない。
さすがに警察の掲示版は更新されているのかもしれない。
「ここは山木屋駐在所です。
ただいま、不在にしております。
ご用の方は、
福島警察署川俣分庁舎
024-566-3121
までご連絡ください。」
(要拡大)
「川俣町消防団第十分団一部一班屯所」。
左手に土嚢用としてよく見かける黒い袋があったが、中身は草だった。
「屯所」という表現が妙に古めかしくて面白い。
「屯所」前から浪江町方面を振り返る。
直ぐ先の交差点を右折すると県道62号線を二本松方面に向かうことになる。
「屯所」の裏手にも土嚢用の黒い袋が多数見えたので近づいてみた。
「細畑
5/8
草@
at1m 2.27μS/h
表面 3.11μS/h」
などと書かれている。
細畑(小字名?)で5月8日に刈り取った草で、採取時の放射線量は地上高1mで2.27μS/h、地表で3.11μS/h、といった意味であろうか。
東北農政局の「農地除染対策実証事業」の一環として山木屋細田で行われる表土削り取り作業の準備なのであろう。
http://www.maff.go.jp/tohoku/press/seibi/sekkei/120427.html
http://www.maff.go.jp/tohoku/press/seibi/sekkei/pdf/120427-01.pdf
奥
「※※ハード
固化剤1.5s/m2
畑
西松建設株式会社」
手前
「スーパーSブルー
2.0l/m2
畑
西松建設株式会社」
奥
「デナイト
固化剤1.5s/m2
畑
西松建設株式会社」
手前
「デナイト
固化剤2.0s/m2
畑
西松建設株式会社」
奥・手前とも「マグホワイト」。他は略。
奥・手前とも「マグネント」。他は略。
土壌固化剤の効き目を試験しているのであろう。
リンク先の厚生労働省の資料には、
「実施する除染方法の例−農地の除染A−
土壌固化剤散布・剥ぎ取り
●特徴
・固化剤を吹き付け後、表層の土壌を剥ぎ取る
・固化剤を用いることにより、剥ぎ取る表層の厚さを抑制できると
ともに,除去物の減容化が図れる
・固化剤については,安全な農作物の生産が継続できることに留
意しマグネシウム系の固化剤を利用」
とある。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000024nnj-att/2r98520000024nr5.pdf