数だけみれば大川小学校を超える最大級の被害が発生した場所であるが、現在は山元町の災害廃棄物置場となっている。
以下、『河北新報』9月18日の記事を引用。
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津波犠牲、痛恨の極み 合同慰霊祭で追悼 山元の養護施設
東日本大震災の津波で施設入所者と職員計81人が死亡、入所者1人が行方不明になった宮城県山元町の養護老人ホーム「梅香園」とケアハウス「福寿の園」を運営する社会福祉法人「静和会」の合同慰霊祭が17日、同町中央公民館で営まれた。
遺族ら約320人が参列。静和会の北島宏一会長(75)は「大勢の方々の掛け替えのない命を守れなかったことは痛恨の極み。犠牲者と遺族に心からおわびしたい」と謝罪した。
「梅香園」に入所していた姉佐藤しめよさん=当時(103)=を亡くした仙台市太白区の主婦加藤すゑ子さん(86)は「姉をはじめ大勢の方が亡くなり、言葉もなく泣くだけだった。ご冥福を祈りたい」と述べた。
山元町の会社員斎藤修さん(46)は、梅香園の介護課長だった妻節子さん(57)を失った。節子さんは勤続26年の「最古参」で、震災時は避難誘導の陣頭指揮を執った。斎藤さんは「天国でも同僚、入所者の方々と仲良くしてほしい」と節子さんに呼び掛けるように語った。
梅香園では入所者42人と職員20人の計62人が死亡、入所者1人が行方不明。併設のケアハウス「福寿の園」では入所者16人、職員3人の計19人が犠牲になった。
清和会が山元町で運営する施設では、ほかにデイサービスセンター「知楽荘」で利用者4人、職員2人の計6人、非番で自宅にいた特別養護老人ホーム「みやま荘」の職員1人も亡くなった。
(後略)
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1062/20110918_16.htm
「立入禁止」の掲示はあるが、工事は行っていない。
「梅香園」・「福寿の園」には他の入り口から複数の遺族らしき人たちが入って、園内を見ていた。
「工事中」
「路肩注意」
「ご迷惑をおかけします
伐採作業等をおこなっています
平成24年1月31日まで
時間帯 8:00〜17:00
平成23年度 ※※※1-002号
二次仮置場立木伐採等工事
(亘理名取ブロック(亘理処理区及び山元処理区))
工事金額 85,200,000円
発注者 宮城県環境生活部 震災廃棄物対策課施設管理班
施行者 株式会社宮城県林業開発センター」
「社会福祉法人 静和会
養護老人ホーム 梅香薗」
「オイルタンク(A重油)」
「※※福祉法人 静和会
特※※※老人ホーム みやま荘」
「社会福祉法人 静和会
ケアハウス 福寿の園」
東方向。
仮防波堤の黒い土嚢。
主要地方道38号線(相馬亘理線)寄りに少し戻った地点からの遠景。