
「 大雷神社
今泉天満宮
八坂神社」

首のない撫で牛の像がある。
「先づ神事
神は人の敬により威を増し
人は神の威により運を添う」
「先づ神事」は順徳天皇『禁祕御鈔』に記された言葉。「九段塾/靖國神社の正統護持のために」という旧字体で書かれた少し近寄りがたい雰囲気の掲示板に、参考になりそうな投稿があったので、一部引用する。
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■順徳天皇『禁祕御鈔』
凡そ禁中の作法、先づ神事、後に他事。旦暮、敬神の叡慮、懈怠無し。白地(あからさま)にも神宮并びに内侍所の方を以て、御迹に爲したまはず。萬物、出で來るに隨つて、必ず先づ臺盤所の棚に置き、女官を召して奉らる。或は内侍の如き、參つて之を奉る。
川出清彦掌典『大嘗祭と宮中のまつり』(平成二年六月・名著出版刊)には、順徳天皇御著『禁祕御鈔』の義解があつて、本道に重寶であるが、こゝには、平田大壑先生の『玉たすき』を引いて、祭政一致と謂はうか、否、祭儀の推本優先の大御教へを仰ぎ奉りたい。
http://9112.teacup.com/bicchu/bbs/1477「神は人の敬により威を増し 人は神の威により運を添う」は鎌倉幕府の「御成敗式目」の第一条冒頭の語句。以下、「世界の古典つまみ食い」というサイト内の「『御成敗式目(貞永式目)』一覧」より引用。「これは「日本史アーカイブズ」(閉鎖したらしい)http: //jparchives.sakura.ne.jp/document/medieval/db/shikimoku_01.html以下のページにある各条文等を一覧にして、さらに漢文を旧漢字にし、書き下し文に読み仮名と注釈(=この頁の作者の理解)を加えたものである」とのこと。
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第一条
一、可修理~社專祭祀事
右~者依人之敬揶ミ、人者依~之コ添運、然則恆例之祭祀不致陵夷、如在之禮奠莫令怠慢、因茲於關東御分國々并庄園者、地頭~主等各存其趣、可致艶ス也、兼又至有封社者、任代々符、小破之時且加修理、若及大破、言上子細、隨于其左右可有其沙汰矣
一、神社を修理し、祭祀を専らにすべき事
右、神は人の敬ひによつて威を増し、人は神の徳によつて運を添ふ。然れば則ち恒例の祭祀は陵夷(りようい=衰退)を致さず、如在(によざい=神を祭る)の礼奠(れいてん=供物)は怠慢せしむるなかれ。これによつて関東御分の国々ならびに庄園に於ては、地頭神主ら各(おのおの)その趣を存し、精誠を致すべきなり。兼てまた有封(うふ=封戸のある)の社に至つては、代々の符(=太政官符)に任せ、小破の時は且(かつがつ)修理を加へ、もし大破に及び子細を言上せば、その左右(さう=状況)に随てその沙汰(=指示)あるべし。
http://www.geocities.jp/hgonzaemon/goseibaishikimoku.html
撫で牛の身体の向かって右、山神碑の奥に牛の頭がある。



青い目は金属製らしい。

この角度からだと大きな口の開けた怪物のようにも見える。



参道入口に引き返すことにする。


美しいプランターが並んでいる。

「にじのライブラリー」は「子どもたちへ<あしたの本>プロジェクト」の一環とのこと。
http://www.jbby.org/ae/news/%E9%99%B8%E5%89%8D%E9%AB%98%E7%94%B0%E5%B8%82%E3%81%AB%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8%E3%80%8C%E3%81%AB%E3%81%98%E3%81%AE%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC/4275/?lang=ja
「にじのライブラリー」の看板は絵本作家の加古さとし氏が描き、建物は三井物産の寄贈によるとのこと。以下、「三井物産の社会貢献ブログ」より引用。
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陸前高田市に三井物産の森の木材を使った仮設図書館がオープンしました
11月12日(土)、岩手県陸前高田市気仙町の今泉天満宮境内に、三井物産の森の木材を使った子どもたちのための仮設木造図書館「にじのライブラリー」がオープンしました。
陸前高田市は今回の震災と津波で大きな被害を受け、市立図書館を初めとした公共の施設をほとんど失い、子どもたちの遊び場もなくなってしまいました。この仮設図書館は、「子供たちへ<あしたの本>プロジェクト」として、「日本国際児童図書評議会」、「日本ペンクラブ子供の本委員会」、「日本出版クラブ」、「出版文化産業振興財団」が協賛して行う震災被災地支援活動の一環として運営されるもので、当社は三井物産の森の木材を使って仮設図書館を建設、「日本出版クラブ」に寄贈しました。
当日の式典には、関係者や地元の子どもたちを含む約40名が出席、<あしたの本プロジェクト>が被災地で運営する移動図書館や、バルーンパフォーマンスなども駆け付けました。現在、図書館には児童書を中心に2000冊の本が置かれており3000冊まで増える見込みで、当社からも森をテーマとする絵本を寄贈しました。
今後、「にじのライブラリー]の運営は、「あしたの本プロジェクト」と日本雑誌協会など3団体でつくる「<大震災>出版対策本部」が、同市のボランティアと共同して行います。開館時間は当面、水曜日の13時〜18時と土日祝日の10時〜16時、入館は無料です。復興はまだまだこれからかもしれませんが、陸前高田の子どもたちの憩いの場となってくれれば幸いです。
http://www.mitsui.com/jp/ja/csr/contribution/blog/2011/11/post_49.html




露出した岩の小さな窪みにも花が植えられている。(要拡大)
posted by 神宮威一郎 at 12:55|
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陸前高田市