2012年03月31日

舟渡漁港・小袖漁港、午前10時15分

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舟渡トンネルを超えると舟渡漁港がある。
漁港内に入って、トンネルを振り返る。

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津波で壊れた堤防を再建している。

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漁港から県道268号線(野田長内線)に上がって、堤防工事現場を見下ろす。

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朱塗りの祠。

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舟渡漁港入口から小袖漁港方面に向かう。
ここだけでも「この先 走行注意」「徐行」「幅員減少」「対向車注意」「路肩注意」の警告表示がある。(要拡大)
「注文の多い料理店」を連想させる道。

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「つりがね洞」手前の浜に降りてみる。

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足元が長靴なので滑りやすいが、海面近くに足場が多く、意外と簡単に右手の岩場を回り込むことができる。

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回り込んでから道路に戻るルートを思案。
ここは長靴では少し厳しそう。

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ここに決める。

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道路から「つりがね洞」との間の磯を見る。
濡れることを厭わなければ簡単に渡れる。

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小袖漁港に移動。
前回訪問時(2011年8月5日)の様子はこちら。
http://chingokokka.sblo.jp/article/54808126.html

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「小浜菊咲く
 それよりも鮑とる 此処 
 北限の海人おとめども
          観蛍」

小田観蛍は久慈出身の歌人。
参考:高山美香氏「北の文人 立ち話」
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000961105130001

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「赤磯大明神」。

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将棋の駒のような五角形の中に台形の枠を刻み、その中に隅から隅まで真っ赤に塗られた石祠の写真が入っている。
徹底した赤へのこだわりが伺える。

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堤防に登って久慈港方向を見る。

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夫婦岩。

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玉の浦漁港・舟渡海水浴場、午前9時45分

前回訪問時(2011年8月5日)の玉の浦漁港の様子はこちら。
http://chingokokka.sblo.jp/article/54800507.html

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「安全・安心・おいしい
 二子朝市
 開催日 5月〜12月 第三日曜日
 二子漁業生産部」

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「久慈漁業協同組合二子生産部」の仮設事務所。

参考:独立行政法人中小企業基盤整備機構
http://www.smrj.go.jp/kikou/earthquake2011/kasetsu/iwate/062068.html

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左隅に「臥龍U」と「リアス号」。(要拡大)

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右隅に「臥龍U」。(要拡大)

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渋い味わいのある鳥居群。
前回訪問時の様子はこちら。
http://chingokokka.sblo.jp/article/54804119.html

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玉の脇川の滝。
道路ができる前は見晴らしの良い景勝地だったのであろう。
神社も竜王を祀っている。

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赤浜展望台。
側面が至るところで微妙に傾いているような感じがしたので、地震で崩壊寸前なのだろうと思って近づいたら特に壊れてはいなかった。
もともと変なデザインの建造物だったことが判明。

参考:「きてきて久慈市」
http://kujicity.com/a.kujicity.40akhm.htm

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赤浜展望台から小袖海岸を見る。
左隅は舟渡トンネル。

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同じ場所から「つりがね洞」周辺を見る。

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舟渡海水浴場に移動。
岩礁が続く海岸線の中で、地元では貴重な砂浜。
大震災後の昨年夏、岩手・宮城・福島の主要海水浴場の中で、たった一か所海開きしたという。
以下、『産経新聞』2011年7月24日付記事を引用。

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がれき撤去し海開き 久慈の舟渡海水浴場、東北3県で唯一

 岩手県久慈市の舟渡海水浴場で24日、海開きがあった。曇り空で最高気温は22・7度までしか上がらず肌寒かったが、子供たちが海の感触を楽しんだ。
 久慈市によると、岩手、宮城、福島の東北3県の主要な海水浴場で、今夏に営業するのは舟渡海水浴場の1カ所だけ。3県の海水浴場は、がれきの撤去が進まなかったり、砂浜が波にのまれてなくなったりしたため、各県が今夏の営業を見送っていた。舟渡海水浴場もがれきや流木が散乱していたが、市職員が先月から1カ月かけて撤去。岩手県が海水を測定した結果、放射性物質は検出されず、水質検査でも安全が確認されたため海開きを決めた。
 友人4人と海に膝までつかって遊んでいた市内の中学3年生、畑田美月さん(14)は「今日は水が冷たかったけど、夏休み中にまたみんなで泳ぎたい」と笑顔で話した。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110724/dst11072416490010-n1.htm

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「ふなとレストハウス」

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「舟渡トンネル」
トンネルを抜けると舟渡漁港がある。

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建造物の跡らしいものがあるので近づいてみる。

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結局、何だったのかよく分からず。

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駐車場に「奉※※蛭子神社」と書かれた石碑がある。(※の部分、読めず)
訪問時には気づかなかったが、「きてきて久慈市」サイトで津波前の舟渡海水浴場の様子を見ると、このコンクリートの土台の上に石碑はない。
据え付け部分のコンクリートも色が新しい感じがするので、津波の後に設けたものらしい。
丸石がいくつか置かれているが、純粋に丸いものではなく、少しいびつなものしかない。
これも当地の慣習であろうか。

http://kujicity.com/a.kujicity.17funado.htm
posted by 神宮威一郎 at 09:45| Comment(0) | 久慈市

久慈港、午前9時15分

2011年8月5日以来、約8か月ぶりに久慈港を訪問した。
前回訪問時の様子はこちら。
http://chingokokka.sblo.jp/article/54802741.html

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久慈湾口防波堤整備事業用のケーソンを作る「フローティングドック」の「リアス号」。

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前回訪問時は「リアス号」だけだったが、一隻増えていた。「臥蛇U」という名前は中国風の語感があるが、三菱重工が造ったものとのこと。三菱重工のホームページでは「ケイソンドック」と分類しており、読み方は「ガジャ」であることがページアドレスから分かる。
http://www.mhi.co.jp/products/detail/caisson_dock_gaja-2.html

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この巨大なものは係留ブイの一種だろうか?

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久慈漁港に移動し、防潮堤の上から久慈市営魚市場を見る。

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中央の高台に諏訪神社が鎮座。その下に「諏訪緑地」がある。

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「諏訪緑地」に移動。斜めになったジャングルジム。
前回訪問時の「諏訪緑地」の様子はこちら。
http://chingokokka.sblo.jp/article/54800507.html

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漁業協同組合の製氷工場と港を結ぶベルトコンベアー。

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被災した樹木も剪定済み。

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犬のお散歩。

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「久慈湾開発起源の碑
  平成元年3月吉日 建立
  久慈市長 久慈義昭」

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裏面、「諏訪下地区土地区画整理事業地権者」。

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「山内尭文先生寿像」。

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posted by 神宮威一郎 at 09:15| Comment(0) | 久慈市

2012年03月28日

三月の八重垣神社、午後3時15分

【投稿日:2012年7月8日】

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「蠶神社」

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「金華山」

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6日後の4月3日、この優美な仮社殿が「爆弾低気圧」のために壊れてしまった。
4月13日に訪問した時の様子はこちら。
http://chingokokka.sblo.jp/article/56928033.html

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根の周りを掘っているが、何のためなのであろうか。

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posted by 神宮威一郎 at 15:15| Comment(0) | 山元町

2012年03月25日

大川小学校の裏山再訪(その4)、午後0時40分

【更新日:2013年3月23日、浄水場の写真追加】

大川小学校関係の新聞記事やネット情報を見ると、「裏山」の安全度に関する地元の人の評価が異なっているが、これは「裏山」の範囲が明確でないためと思われる。
人によって微妙に異なった場所を大川小学校の「裏山」と把握していて、それを現地の地形を知らないマスコミ関係者が分析しないまま報道し、混乱を増幅させている。
(A)体育館裏の杉林、(B)斜面を切り崩した草付き、(C)竹藪、(D)竹藪の西の杉林、といった具合にゾーンを分けて、個々の証言の「裏山」がどの部分を指しているのかを明確にすれば、それなりに整合性のある理解が得られると思われる。
例えば亡くなった児童の父兄の一部が、「三角地帯」などより遥かに安全で、わずか数分で全員避難できたはずだと主張している(A)体育館裏の杉林は、『河北新報』2011年9月8日記事の写真に出ている範囲では倒木はないが、上の方に行けば倒木はあるので、倒木があると言っている人が嘘をついている訳ではない。
ただ、結論としては、私は当該記事に紹介されている父兄の意見に完全に賛成する。
判断の遅れについての批判はひとまず置くとして、現実に避難を開始した午後3時25分の時点において、「三角地帯」ではなく(A)体育館裏の杉林を選択すれば、午後3時37分の津波襲来まで12分間あるから、全員が助かったはずだと考える。
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1062/20110908_01.htm

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上に見えた建物を目指して墓石の横を登ってみる。
踏み跡がある。

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何かの作業小屋のように見える。(要拡大)

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コンクリート製のがっしりした建造物だった。

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何気なく撮影したところ、フラッシュが発光して驚いた。
正午の大川小学校到着時には晴れていたが、いつの間にか天気が悪化していた上、杉林の中に入り込んでいたので、周囲が相当暗くなっていた。

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到着。

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昭和35年に造られた釜谷地区の水道施設だった。

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2枚のプレートに浄水場建設の趣旨・経緯・関係者の氏名・役職等が刻まれている。

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浄水場より上にも登れるが、引き返すことにした。
二日前に登った踏み跡に近づくため、杉の枯れ枝を踏んでトラバース気味に移動する途中の地点で下を見る。
踏み跡ははっきりしないが、枯れ枝の煩わしさを我慢すればどこでも歩ける。

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溝状の地形を直上する明瞭な踏み跡に合流。

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中央の少し上、コンクリートの平場を見る。(要拡大)

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雨が降ってきた。

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「モマケズ
ニモマケズ」

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雪混じりの雨が激しくなり、車に逃げ込む。

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横着をして車の中から撮影。

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車に逃げ込んでから約10分後、雨の勢いが弱まったので車から出て周囲を眺める。
雲の切れ間に青空が広がっているところもある。

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「三角地帯」と新北上大橋。

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この日は本当にめまぐるしく天気が変わり、この後、富士沼周辺に行くと豪雨となった。
その後、雄勝町の仮設商店街に行くと大粒の雹が降ってきた。
posted by 神宮威一郎 at 12:40| Comment(0) | 大川小学校とその周辺